TOPIK青本(『韓国語能力試験TOPIK3・4級』のこと)を読み進めていたら、
바르다:塗る 類 칠하다:塗る
『韓国語能力試験TOPIK3・4級』p.46
と類義語が登場し困惑したので、ニュアンスの違いや使い分け方をネットや辞書をもとに調べてみた。
ただ、それだけだと実用的かどうか判断ができないので、知人の韓国人ネイティブにも監修してもらった。そのため、正確性という観点では安心して読み進めてもらってかまわない。
記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。
チェックテストがあるのは当ブログだけだよ
바르다と칠하다の意味と違い
両単語ともに「塗る」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。
바르다の意味
- 貼る
- 塗る
칠하다の意味
- 塗る
바르다と칠하다の違い
上で紹介した意味からではニュアンスの違いがわからない。
調べてみたところ、“칠하다” は「色を塗る」のに対し、바르다は色に限らずクリームなども含む「塗る」行為全般につかえる。
ただし、ペイント行為の中でも細い色鉛筆などで塗る場合は “칠하다” を使い、むらなく均等に塗る場合は “바르다” を使うとのこと。
例えば、「ペンキを壁に塗る」で “바르다” が使われている場合は壁全体がローラーできれいに塗られている感じで、一方 “칠하다” が使われている場合はスプラトゥーンのようにまらばらにアートっぽく塗られているイメージだろう。
바르다と칠하다の例文を用いた使い分け
上では “바르다” と “칠하다” それぞれの意味と違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。
効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。
ちなみに最近、世界で初めて外国語の例文暗記学習に特化したアプリがリリースされたみたいなので、リンクを貼っておく。
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바르다を用いた例文
・ 페인트를 바르다.
→ ペンキを(ムラなく均等に)塗る。
・ 얼굴에 크림을 바르다.
→ 顔にクリームを塗る。
・ 빵에 잼을 발라서 먹습니다.
→パンにジャムをつけて食べます。
칠하다を用いた例文
・ 페인트를 칠하다.
→ ペンキを(まばらにアートっぽく)塗る。
・ 도화지에 색을 칠하다.
→ 画用紙に色を塗る。
바르다と칠하다の違いをチェック
記事の内容は以上。
ここでは最後に30秒でできる簡単な確認チェックをしてみよう。
全問正解したら “바르다” と “칠하다” の違いに関してはもうバッチリ。
Q. “바르다” と “칠하다”のうち、色を塗るニュアンスが強いのはどっち?
A. 칠하다
Q. “바르다” と “칠하다”のうち、スプラトゥーン的な塗り方はどっち?
A. 칠하다