韓国語を勉強し始めた当初、
감기에 걸려서 감기약을 먹었어요. =風邪を引いたので風邪薬を飲みました。
『韓国語能力試験TOPIK1・2級』p.17
と、本来日本語だと「食べる」の意味を持つ먹다が「飲む」としても使われていて困惑したので、먹다 と 마시다 の使い分け方をネットや辞書をもとに調べてみた。
ただ、それだけだと実用的かどうか判断ができないので、知人の韓国人ネイティブにも監修してもらった。そのため、正確性という観点では安心して読み進めてもらってかまわない。
記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。
チェックテストがあるのは当ブログだけだよ
먹다と마시다の意味と違い
両単語ともに「飲む」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。
먹다の意味
- 食べる
- 飲む
- 吸う
- 食らう
「食べる」と「飲む」を同時に持つというのは日本語話者にとって理解に苦しむことだろうから、大事なことを言っておく。
一旦、日本語における「食べる」と「飲む」の概念を忘れよう。
韓国の国立国語院によると、「食べる」は口を通してお腹に送る行為を指すという。
つまり、韓国語という世界では、飲食行為は基本的に먹다で表せるという認識を持ってもらいたい。
먹다しか勝たん
마시다の意味
- 飲む
- 吸う
飲食関係は 먹다 で済むといったが、そうすると마시다の存在意義がなくなってしまう。
ただ、安心してほしい。
辞書によると、마시다 には気体や液体をかまずに飲み込むという点を強調する重要な?意味があるらしい。
一気飲みするという表現のためにあるのかな?
먹다と마시다の違い
両単語の違いは上で個々に説明したので、だいたい理解いただけたかと思うが、筆者が課金している韓日・日韓辞書アプリの対照表が非常にわかりやすかったので、せっかくだから添付させていただく。
大事なことなので再三強調しておくが、ただの飲食の場合、「飲む」は먹다を使っておくのが無難だろう。
먹다と마시다の例文を用いた使い分け
上では먹다と마시다それぞれの意味と違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。
効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。
ちなみに、筆者は例文暗記に特化した外国語学習アプリ「Parrot.」で日々学習している。
먹다を用いた例文
・물을 먹다.
→ 水を飲む 。
・감기약을 먹었어요.
→ 風邪薬を飲んだ。
마시다を用いた例文
・마실 것.
→飲み物 。
・뭐 마실래?.
→ (カフェに着いて)何飲む?
2番目の例文はネイティブに마시다を優先的に使う時の例文を聞いたら
먹다と마시다の違いをチェック
記事の内容は以上です。
ここでは最後に30秒でできる簡単な確認チェックをしてみましょう。
全問正解したら먹다と마시다の違いに関してはもうバッチリです。
Q. 먹다と마시다のうち「飲む」全般に使えるのはどっち?
A. 먹다
Q. 마시다はどんなニュアンス?
A. 気体や液体をかまずに飲む。