TOPIK青本(『韓国語能力試験TOPIK3・4級』のこと)を読み進めていたら、
겪다:経験する, 経る 類 경험하다:経験する
『韓国語能力試験TOPIK3・4級』p.30
と類義語が登場し困惑したので、ニュアンスの違いや使い分け方をネットや辞書をもとに調べてみた。
ただ、それだけだと実用的かどうか判断ができないので、知人の韓国人ネイティブにも監修してもらった。そのため、正確性という観点では安心して読み進めてもらってかまわない。
記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。
チェックテストがあるのは当ブログだけだよ
겪다と경험하다の意味と違い
両単語ともに「経験する」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。
겪다の意味
- (困難などを)経験する
- (人と)接する、付き合う
- (客を)もてなす
경험하다の意味
- 経験する
겪다と경험하다の違い
上で紹介した意味からお分かりいただけると思うが、경험하다が一般的な経験をするというニュアンスに対して、겪다は経験の中でも苦労を伴う経験を指す場合に使う。
겪다と경험하다の例文を用いた使い分け
上では겪다と경험하다それぞれの意味と違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。
効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。
ちなみに、筆者は例文暗記に特化した外国語学習アプリ「Parrot.」で日々学習している。
겪다を用いた例文
・좌절을 겪다.
→ 挫折を経験する。
・산전 수전 다 겪은 사람.
→ 海千山千の人。
・젊을 때 겪은 고생은 귀중해요.
→ 若い頃に経験した苦労は貴重です。
경험하다を用いた例文
・여러 가지 일을 경험하다.
→ 色々なことを経験する。
・해외 생활을 경험하다.
→ 海外生活を経験する。
겪다と경험하다の違いをチェック
記事の内容は以上です。
ここでは最後に10秒でできる簡単な確認チェックをしてみましょう。
全問正解したら겪다と경험하다の違いに関してはもうバッチリです。
Q. 겪다と경험하다のうち、苦労した経験を指すのはどっち?
A. 겪다
Q. 해외 생활을 겪은적이 있다. 話者は楽しい海外生活を送った?
A. 苦労が多そう