【よく】잘と자주の違いを解説!それぞれの意味と使い分け

TOPIK赤本(『韓国語能力試験TOPIK1・2級』のこと)を読み進めていたら、

잘:よく<<頻度>>  자주:しょっちゅう、たびたび

『韓国語能力試験TOPIK1・2級』p16.

と類義語が登場し困惑したので、ニュアンスの違いや使い分け方をネットや辞書をもとに調べてみた。

ただ、それだけだと実用的かどうか判断ができないので、知人の韓国人ネイティブにも監修してもらった。そのため、正確性という観点では安心して読み進めてもらってかまわない。

記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。

うぱお

チェックテストがあるのは当ブログだけだよ

目次

잘と자주の意味と違い

両単語ともに「(頻度)よく」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。

잘の意味

多義語なので一部のみ紹介する。全ての意味を知りたい人は各自辞書を引いてほしい。

  1. (立派に、上手に)よく
  2. ({否定文の形で}はっきり)よく
  3. (しばしば、たびたび)よく

자주の意味

  1. しょっちゅう、たびたび、よく

잘と자주の違い

上で紹介した意味からお分かりいただけると思うが、자주が頻度を表す「よく」専用の単語であるのに対して、잘は「上手に、はっきり」という頻度以外の意味が中心の単語という違いがある。

うぱお

前者が「量」だとしたら後者は「質」みたいな感じ?

では、잘は頻度としての「よく」としてあまり使われないのか?というと実はそうでもない。

TOPIK赤本に頻度としての「よく」が赤文字で紹介されているくらいには、ネイティブの中でも잘を頻度の「よく」として使用している人が多い

実際に筆者もネイティブと会話した際に「ここにはよく来るの?」の「よく」は잘でもいいのか聞いたところ、問題ないと回答を得た経験がある。

ただ、人によってはこの頻度の잘は言語的には誤用であると主張する人もいるので、正確な韓国語を意識するのであれば자주を使うのが無難だろう。

잘と자주の例文を用いた使い分け

上では잘と자주それぞれの意味と違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。

効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。

ちなみに、筆者は例文暗記に特化した外国語学習アプリ「Parrot.」で日々学習している。

잘を用いた例文

저는 매운 움식을 잘 먹어요.
→ 私は辛い食べ物をよく食べます。

무어라고 하는지 잘 모르겠어요.
→ 何を言っているのかよく分かりません。

그 사람은 춤을 잘 추고 있군요.
→ あの人は上手に踊りますね。

자주を用いた例文

저는 자주 미국에 갑니다.
→ 私はよくアメリカに行きます。

치마보다 바지를 자주 입어요.
→ スカートよりズボンをよく履きます

잘と자주の違いをチェック

記事の内容は以上です。

ここでは最後に30秒でできる簡単な確認チェックをしてみましょう。

うぱお

全問正解したら잘と자주の違いに関してはもうバッチリです。

Q. 잘と자주のうち、頻度専用の単語はどっち?

A. 자주

Q. 잘には他にどんな意味があった?

A. 「上手に」という意味や否定文における「はっきり」など。

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