韓国語を勉強していたら「店」という意味の単語が3つ(가게・점・집)あることを知り困惑したので、ニュアンスの違いや使い分け方をネットや辞書をもとに調べてみた。
ただ、それだけだと実用的かどうか判断ができないので、知人の韓国人ネイティブにも監修してもらった。そのため、正確性という観点では安心して読み進めてもらってかまわない。
記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。
チェックテストがあるのは当ブログだけだよ
가게・점・집の意味と違い
가게・점・집ともに「店」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。
가게の意味
- 店
- 自営業の小さな店
日常会話で「お店に行く」「店を探す」とかいう時に使うのが가게。
점の意味
- (接尾語として)〜店
점は「店」という漢字を音読みしたもの。単体ではあまり用いず、百貨店や文具店など「〇〇店」という形で使われる。
北朝鮮との境界にある판문점(板門店)は有名ですね
집の意味
- 店
- (接尾語として)〜屋
집は皆さんご存知の通り、本来は「家」という意味でよく使われる。
そこから派生して、お店という意味では「〇〇屋」という使われ方をする。「〇〇店」という使われ方もあるが、점と混同しやすいので、あえて取り上げない。
가게・점・집の違い
韓国語で3種類ある「店」だが、それぞれ異なる使われ方があるのがお分かりいただけただろう。
가게が日常会話で「お店」という使われ方をされるのに対して、점・집はそれぞれ「〇〇店」「〇〇屋」といった名詞とセットで使われるのが特徴。
下の例文も見て完璧にマスターしよう。
가게・점・집の例文を用いた使い分け
上では가게・점・집それぞれの意味と違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。
効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。
ちなみに、筆者は例文暗記に特化した外国語学習アプリ「Parrot.」で日々学習している。
가게を用いた例文
・스마트폰 케이스 가게를 열다.
→ スマホケースの店を開く。
・도시에는 여러 가게가 있다.
→ 都会には色々な店がある。
점を用いた例文
・백화점에 쇼핑하러 가다.
→ 百貨店にショッピングしに行く。
・근처에 잡화점이 없다.
→ 近所に雑貨店がない。
집を用いた例文
・빵집에 케이크를 사러 가다.
→ パン屋にケーキを買いに行く。
가게・점・집の違いをチェック
記事の内容は以上。
ここでは最後に30秒でできる簡単な確認チェックをしてみよう。
全問正解したら가게・점・집の違いに関してはもうバッチリ。
Q. 가게・점・집のうち、一般的な「店」で使うのはどれ?
A. 가게
Q. 「花屋」は韓国語で?
A. 꽃집