韓国語の問題集を解いていたら、대개と대강の違いを穴埋め形式で解かせる難問に遭遇し、ボロボロの結果となってしまったので、せっかくだから備忘録も兼ねて記事として残してみた。
記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。
チェックテストがあるのは当ブログだけだよ
대개と대강の意味と違い
両単語ともに「だいたい」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。
대개の意味
- 大部分、ほとんど
- 概要
- (副詞的に)たいがい、たいてい、ほとんど
대강の意味
- あらまし、大綱
- (副詞的に)たいがい、ほとんど、ざっと
대개と대강の違い
筆者は、2つの意味を辞典で調べても自分では違いを理解できなかったので、ネット記事やネイティブの説明を参照してみた。
結論から言うと、「ほとんど」という意味に関しては差異が確認できなかった。韓国語上級者やネイティブでも使い分けを言語化して説明するのが難しいと言う。
そこで、本記事で押さえておくべきは「たいてい」「ざっと」という意味をどっちが持っていてどっちが持っていないかの区別であろう。
대강が大まかな認知的行為をする際に用いられるのに対して、대개はあることが通常どおりであることを表わす際に用いられるそうだ。
대개:「夏はたいてい海へいく。」
대강:「ざっと数えたところ20個はある。」
みたいな感じ。
実際に韓国語でどういう使い分けをされているのか下で確認していく。
대개と대강の例文を用いた使い分け
上では대개と대강それぞれの意味と違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。
効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。
ちなみに、筆者は例文暗記に特化した外国語学習アプリ「Parrot.」で日々学習している。
대개を用いた例文
・여름에는 대개 바다로 간다.
→ 夏はたいてい海に行く。
・요즘 중고생들은 휴대전화를 대개 다 가지고 있다.
→ 最近の中高生はたいてい携帯電話を持っている。
대강を用いた例文
・대강(=대개) 6시에는 일어납니다.
→ 6時にはたいがい起きます。
・상 위의 반찬들을 대강 세어 봤는데 스무 가지가 넘는 것 같아요.
→ 食卓の上のおかずをざっと数えたんですけど、20種類以上はありそうです。
대개と대강の違いをチェック
記事の内容は以上。
ここでは最後に30秒でできる簡単な確認チェックをしてみよう。
全問正解したら대개と대강の違いに関してはもうバッチリ。
Q. 대개と대강のうち、「ざっと」の意味をもつのはどっち?
A. 대강
Q. 대개と대강のうち、「大部分」の意味をもつのはどっち??
A. 대개