「今年」という意味で올해と금년の2つの単語があって困惑したので、ニュアンスの違いや使い分け方をネットや辞書をもとに調べてみた。
ただ、それだけだと実用的かどうか判断ができないので、知人の韓国人ネイティブにも監修してもらった。そのため、正確性という観点では安心して読み進めてもらってかまわない。
記事の最後には、内容を理解できているか確認するための簡単なチェックテストも用意してあるので、ぜひ自身の理解度をはかってもらいたい。
チェックテストがあるのは当ブログだけだよ
올해と금년の意味と違い
両単語ともに「今年」という意味であることはタイトルからお分かりいただけると思うが、ここではせっかくなので、それぞれが持つ他の意味も押さえることにする。
올해の意味
- 今年(名詞)
- 今年(副詞)
금년の意味
- 今年
올해と금년の違い
文法的な違いでいえば、올해 が副詞としても使えるのに対して금년は名詞的用法しかない。
こんなことはどうでもよく、肝心の意味的違いはネイティブに聞いてみたところ、올해 が日常会話で頻繁に使う「今年(ことし)」なのに対して、금년 は日本語でいうところの少し硬い表現「こんねん」にあたるとのこと。
基本的には副詞としても使える 올해 を会話では使っておけばよい。
「こんねん」ってあんまり使わないから「去年」と「昨年(さくねん)」の関係だと思ってよい。
올해と금년の例文を用いた使い分け
上では올해 と 금년 の違いを簡単に紹介したが、これだけでは実感が湧かないので以下では例文を用いた使い分けを紹介していく。
効率的な語学学習にオススメなのは例文暗記なので、ぜひ覚えてもらいたい。
ちなみに、筆者は例文暗記に特化した外国語学習アプリ「Parrot.」で日々学習している。
올해を用いた例文
・올해도 잘 부탁드립니다.
→ 今年もよろしくお願いします。
・올해부터 한국어 공부를 시작했다.
→ 今年から韓国語の勉強を始めた。
・저희 아이는 올해 미국으로 유학을 갑니다.
→ うちの子は今年アメリカへ留学しに行く。
3番目の例文は副詞的用法だね。
금년を用いた例文
・금년 벼농사는 대풍이다.
→ 今年の稲作は豊作だ。
올해と금년の違いをチェック
記事の内容は以上。
ここでは最後に30秒でできる簡単な確認チェックをしてみよう。
全問正解したら올해と금년の違いに関してはもうバッチリ。
Q. 올해と금년のうち、日常会話でより多く用いるのはどっち?
A. 올해
Q. 금년には副詞としての機能はある?
A. ない。